働きやすい環境を創るのが、会社の使命

社長の役目って、「皆さんがいかに働きやすい環境をつくるか」に尽きると思っています。スタッフの意見を聞き取るために、月1回は必ず個別面談をして、その中で仕事の悩みとか、改善点を必ず挙げていただくようにしているんです。それを次回の面談までの、会社の宿題にする。聞くだけ聞いて、「はい終わり」みたいなのが嫌でして(笑)。短期間では解消困難な課題であっても長期プランの中でクリアにしていきたいんです。

創業は昭和40年、地元の皆さまにご愛顧いただいて、自動車の整備から販売、保険事業と、業務を拡大してこられました。それは、地元のお客様と、スタッフあってのこと。だからこそ、スタッフがいかに働きやすい環境をつくるかを、常に社員と同じ目線で、社員の声に寄り添って考えていくことを大切にしています。

皆さんが「不安なく働ける」ということを、私は特に大切にしています。スタッフの意見を聞き取るために、月1回は必ず個別面談をして、その中で仕事の悩みとか、改善点を必ず挙げていただいて、時間はかかっても改善していきます。

写真は社長室で撮らせていただいたんですが、実は私、普段はあまり社長の席にいないんですよ。せっかくきれいに作ったんですけどね(笑)。というのも、スタッフとの距離ができて現場の声が届かなくなったら嫌だなと思っていて。普段はみんなと一緒に、なんなら誰よりも狭いカウンターで仕事をしています。スタッフと同じ目線に立って風通しの良い会社を目指しています。

それから、会社の業績が好調でないとみんな心配になるでしょうし、かといって会社が利益しか見ていなければ、今度は自分の価値を見失いがちになる。双方でバランスをとりながら、みんなが明るく前向きに仕事に取り組める会社を作っていきたいんです。

スタッフの「安心」を目指して

IT化を促進して効率化を図り、残業を減らしたのも、スタッフの自由な時間を増やしたかったから。そのために予約管理のオンライン化を試行錯誤して実現して、ホワイトボードとの行ったり来たりをなくしたり。地道な改善って、未来のためにすごく重要な投資だと思っています。

その他の取り組みとしては、会社負担で生命保険に加入して、病気などの不足の事態があってスタッフが働けなくなったときにも、ちゃんと収入が得られるようにもしています。こうすれば自分で保険に入るより自由に使えるお金が増えるし、スタッフの家族にもメリットがあるな、って。

評価制度の明確化、インセンティブの支給、年間休日数の改善など、ほとんどスタッフの生の声を反映させてきた結果です。納得感を持って不安なく働ける方が、全員楽しい。そのために改善を続けていきます。

地域の皆さんの役に立ちたい

辰己モータースの創業者である父も、この土地で販売店をスタートさせた私も、「地域の皆さんの役に立ちたい」という想いが強いのだと思います。よく「多店舗展開しないんですか?」なんて質問をいただきますが、それよりも既存のお客様との繋がりを大事にしていきたいんです。

2店舗目ではなく、ショールームに投資したのもそれが理由で。やっぱりこの場所を盛り上げていきたいという気持ちが勝りました。町の皆さんには、今の愛車を大切に乗り続けてもらいながら、同じ場所で新しいデザインや未来のクルマにワクワクしていただく。そうすれば「点検の待ち時間」は楽しいショッピングの時間に変わるんじゃないかな、と。

ショールームは私たちの、「お客様への思い」を詰め込んでいます。これまではどうしても、狭いスペースでお待ちいただいたり、お客様同士が近い位置でご説明をすることが多かったんです。改装後は、1階で実際にお話をさせて頂き、2階は待合スペースというような設計にして、より快適に過ごしていただけるようにも工夫しましたね。

このように、町の皆さんをとても大事にしている会社なので、応募いただく方にも、同じ気持ちでいてもらえたら。お客様の中には採れたてのとうもろこしを持ってわざわざ訪れてくれる方がいたり、親子三代にわたって車選びを相談してくださる方がいたり。名前で呼び合い、笑い合える。そんな人たちを、やっぱり喜ばせ続けたいじゃないですか。

お店の雰囲気に惹かれて入社。接客は初めてでした

入社6年目、このお店で車を買ったのがきっかけで入社しました(笑)。当時からスタッフの皆さんがとても明るかった印象で、「こんなお店で働けたらいいなあ」って。もともと8年くらい整備工場で事務をしていたのですが、サービス残業や自宅での持ち帰り業務が多く、ちょうど転職を考えていた時期でもあったんです。

前職が事務なので、接客の仕事するのはこの会社が初めてでした。接客自体あんまり得意じゃないかな、と自分では思っていたので、挑戦って感じで(笑)。入社直後は馴染みのお客さんたちに失礼のないように一生懸命お名前と顔を覚えて。営業職以外にも、整備士・事務さん、たくさんの先輩たちに助けていただいて、今があります。

未経験からがんばれた理由

周りの方々がいい人ばっかりだったっていうのと、やっぱり「会社が意見をちゃんと受け止めてくれる」って安心感が大きかったと思います。ちょっとした気付きであってもすごく肯定的に捉えてくれますし、働き方に対する要望も好意的に聞き入れてくださいます。

残業がほとんどない会社なので、周りのスタッフにもどこか余裕があって。メカニックで18時にちゃんと上がれる会社なんて私は知らなかったので、入社当時から驚いたことを覚えています。意識している会社って、こんなに違うんだ、って。これからショールームができたら忙しくなるかもしれないけど(笑)、でも、そんなときこそ、みんなで話し合って解決していけばいいって思えています。

会社の好きなところ

接客についてはお客様に満足していただけるよう、全員がかなり意識していると思います。地域のお客様あっての辰己モータースなので、一番の大前提が、「お客様の役に立つこと」なんです。

こういう姿勢がお客様に評価されて、Googleの口コミなどで★5つをいただけると、「やったー!」って(笑)。一つ一つの声に真摯に耳を傾けて、しっかり考えて返信して。最近ではSNSを毎日更新したり、発信することを大事に考えながら日々お仕事をしています。やっぱりお客様のところに自分たちがやっていることが届くと、嬉しいんです。

入社のきっかけ

菅原：子育てと両立しやすい職場を探していました。主婦のため日曜日休みでお願いしたい、といった相談ができることが決め手となって入社しました。子育てがひと段落した段階で、経験のある事務職で時間を増やして働こうと思いまして。もともと自動車のディーラーで働いていた経験があったので、この会社でも生かせると思って入社しました。

中野：私は以前、靴屋さんで接客の仕事をしていたため、お客様と接するお仕事を探していました。時間的に融通を効かせてくれるといったところが決め手となって、入社しました。今は金曜固定休みでお仕事をさせていただいています。

営業アシスタントはこんなお仕事!

中野：入社して約半年ですが、今はご来店されたお客様の接客や、電話対応、一部PC作業もしています。毎日いろんなお客様と関われて、新鮮で楽しいなと思っています。社内には整備士や営業の人など、いろんな業種の人がいっしょに働いているので、人とのかかわりの中で、相手の気持ちがわかるようになってきたな、って思います。

菅原：私は、入社7年になりますね。今は書類仕事がメインです。ご購入いただいた車の資料を作成したり、メーカーと電話連絡をしたり。比較的ルーティーンワークが多くて、登録作業なんかも見本があるので安心です。絶対に間違えちゃいけない書類もあるので、注意力は大切ですね。

入社のきっかけ

三枝：入社して6年目、20歳のときに転職しました。もともと近くの工場で働いていたのですが、業績不安と昇給幅で不安を覚えてしまい……。将来のことを考えたときに、だったら自分のスキル次第で収入が上がる仕事に挑戦したいな、と思って、この仕事に応募させていただきました。

島：自分は入社して5年になります。整備士経験もありますが、一度は自分の技術に自信をなくしてしまって、異業種であるトラック運転手に転職したことがあります。ただ、運転の仕事をする中で、「なにか違うな」と感じるようになり。結局、初心に戻って整備士の仕事を探しました。自動車整備の仕事が好きだったんだと思います。

堀内：自分の場合は整備士・自動車検査員の経験があります。もとは全国展開のディーラーに在籍していたんですが、ふと働く環境を変えてみたくなって。自分が違う会社でどこまでできるのか、試してみたくなりました。一番の違いは、「整備の向こう側にいる、実際のお客さんの顔が見えた」ことでしょうか。ここでは近くの畑のおじいさんと話をしたりとか、野菜がもらえたりだとか(笑)。地域の人々の助けになれているかなって思いました。

メカニックとして一言!

堀内：ディーラーで経験があったとはいえ、自分の技術はまだまだだなって痛感しました。ここは軽自動車をメインで取り扱うのですが、これが普通車とはまたガラッと違ったんです。だからこそ、新しいものに取り組む面白さは感じていますよ。これからはまた電気自動車の時代が来るんでしょうから、メカニックも生涯勉強なんだと思っています。

島：正直言いますと、今までは「飽きたら辞める」みたいなサイクルが続いてしまっていたのですが、辰己モータースでは気づいたら、もう5年経っていました。一度は挫折した整備士の仕事ですが、やっぱり、取り組んでみると楽しかったんです。自分なりに頭を使って、工夫してものを直すのが。自動車業界の流れは加速していきますが、自分はメカニックとしての原点を忘れずにいたいと思います。

三枝：未経験から整備の世界に飛び込んだ自分に、会社は投資をしてくれました。就業時間内に資格のための講習に通わせていただいたこともありました。また、今では、整備全般の段取りであるとか、仕事の構成を決定し指示を出していくサービスリーダーという役職までいただいています。
「メカニックとして」なんて言われると自分はまだまだ発展途上ですが、会社の一員として、もっと技術を高めて、もっと貢献していきたいと感じています。

この会社の好きなところは?

島：同世代のメンバーと楽しくやらせていただいたり、整備士だけなく、営業さん、事務さんとの垣根がないこの会社の雰囲気が好きですね。あとは、残業をなくせるように会社が主導となって試行錯誤してくださるのが、ありがたいです。整備士の業界って、日をまたぐまで作業する、なんてことも多い世界だと思っていたので、こちらの職場では自分の時間がたくさんあって嬉しいです。

堀内：社長が身近にいるのは、すごい新鮮ですね。一ヶ月ごとに面談があって、個人的な話から仕事上の要望まで、色々聞いてもらえるんです。それも前職にはなかった楽しさというか。より主体的に会社の未来に関わっていけるのは、辰己モータースで働く面白さの一部ではないかと思います。

三枝：会社の発展に伴って、自分のやれること、関われる人が増えていくのが楽しいです。まだまだ色々なことを取り入れながら成長を続けていく会社だと思っていますので、もっと新しいことにもチャレンジできそうだな、と。
社長自身が「改善提案ウェルカム! どんどん聞かせて!」って人なので、異業種で培ってきたことを意見として活かせるし、そういうことを会社は見ていてくださいますから。やりがいだって、十分に持っていただけると思いますよ!